転職ノウハウ
成功転職のための! 転職理由別、法務スペシャリストの応募求人の選び方
- 目次
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1.年収をアップしたい
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2.仕事の幅を広げたい、仕事の質を上げたい
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3.人間関係を改善したい
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4.まとめ
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転職活動のはじめの一歩であり、重要なステップの1つが、「応募したい求人を選ぶこと」です。応募求人の選び方次第で、あなたの可能性は広がりますし、その逆にもなりえます。では、応募求人を選ぶうえでは、どのような点に注意したら良いのでしょうか?
応募求人を選ぶポイントは、転職の理由によって異なります。まずは、現職の満足点と不満点を整理して、「なぜ転職したいのか」を考えましょう。そのうえで、「転職で叶えたいこと」をリストアップします。複数ある場合は、優先順位をつけるとよいでしょう。
転職で叶えたいことは、人によって様々です。今回は、転職で叶えたいことのパターン別に、応募求人の選び方をご紹介します。
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1.年収をアップしたい
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転職で年収を上げるためには、「即戦力であること」が重要です。ご自身の実績や経験を活かせる環境を選べば、年収アップを見込めます。
応募求人を選ぶポイントは、「現職と近い職務内容、もしくは業界」であること。現職で、日本語の契約書しか見ていない人に、未経験である英語の契約書を任せ、尚且年収アップを望まれても、経営者の立場にたったら……。また、経験業界が違っても、職務内容が近ければ、即戦力性を認められ、年収アップが見込めます。未経験の職務内容に挑戦したい方が、年収アップをしたい場合は、経験業界と近い業界を選ぶことをおすすめします。面接を通じて、(業界を熟知している分)勘所があり、早期の戦力化が見込まれれば、年収アップも期待できるでしょう。
他の選択肢として、ベンチャー企業を選ぶことも1つです。一般的な多くの企業は、昇給のタイミングは1年に1度です。しかし、勢いの良いベンチャー企業の中には、半期に1度の昇給を設けている会社もあります。入社半年で結果を出した結果、年収が100~200万円アップしたという方もいらっしゃいます。実力があり、意欲が高い方は、このような評価制度がある企業に挑戦するのも、1つではないでしょうか。
企業の大小に限らず、最近の傾向として、「結果を出せば、年収アップ」が主流です。転職早々から高い報酬を求めると、成果を出せなくなった時、すぐに肩たたきにあう可能性もあります。それよりは、昇給や昇格のための評価制度や、賞与の仕組みを確認した上で、ご自身が挑戦できる覚悟ができる環境を選ぶことをおすすめします。評価制度や賞与の仕組みは、面接時にはなかなか質問しにくいと思いますので、内定が出た際に、オファー面談を設定してもらい、細かい質問をした方が良いでしょう。
年収アップしたい場合、応募求人を選ぶ際には、現職と近い職務内容もしくは業界であること、昇給や賞与制度をチェックしてみましょう。あとは、面接の場で、ご自身の即戦力性をアピールし、オファー面談で細かい気になる部分を質問することをおすすめします。
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2.仕事の幅を広げたい、仕事の質を上げたい
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仕事の経験値を上げたい人や、仕事の幅を広げたい人は、「どのような仕事に挑戦したいか」「どの分野に興味があるか」を整理してみましょう。やりたい仕事・業種を絞ったら、その中で応募要件を満たす企業を選びます。具体的なイメージを持って探せば、時間の無駄無く効率的な転職活動ができます。
ただし、未経験の職域に応募する場合は、「即戦力性」が下がります。ご自身のスキルや実績を活かすことができなければ、採用の可能性も低くなります。年齢が若ければ、ポテンシャル採用をする場合も多々ありますが、年齢を重ねるほどに、ポテンシャル採用は難くなります。また、ポテンシャル採用の場合は、年収が下がることも覚悟しましょう。
これまでの経験と、応募求人の職務内容にギャップが多くなるほど、選考の通過率は低くなりますので、転職活動も長期戦になる場合が多いです。
このようなリスクを考慮したうえで、「新しい領域の仕事に挑戦したいか」をよく考えましょう。もちろん、今、新たな領域に挑戦することで、将来的なキャリアアップや年収アップの可能性も十分にあります。ポテンシャル採用を狙う場合は、自分自身のキャリアパスをしっかり考えた上で、挑戦したい求人を選びましょう。
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3.人間関係を改善したい
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転職理由で意外に多いのが、「人間関係」。職務内容そのものよりも、「誰と働くか」が重要な人も多くいらっしゃいます。人間関係のストレスを理由に転職を考える人は、ご自身で転職先との相性を見極めるしかありません。応募する段階では、あまり絞らず、ご自身が興味を持つ求人に幅広く応募して、面接の場で社員や職場の雰囲気を感じ、相性を見極めましょう。
エージェントからも職場の雰囲気についてアドバイスいたしますが、感じ方は人それぞれです。最終的には、ご自身の目で判断するしかありません。また、友人や知人の噂話や、ネットの口コミサイトには、偏った情報も多く、虚偽の情報であることもあります。この手の情報源は、あくまでも参考程度にとどめておき、ご自身の直感を大切にしましょう。
まずは、面接で、ご自身がしっかりコミュニケーションとれるかがポイントになります。ただ、面接時間は限られていますので、なかなか本音で話すことは難しいかもしれません。そのような場合は、内定が出た後に「オファー面談」を設定してもらうことをおすすめします。オファー面談では、配属先の上司やメンバーと顔合わせを設定してもらい、コミュニケーションのとりやすさや、職場の雰囲気、具体的な仕事の進め方など、気になることについて解消する機会にするとよいでしょう。内定が出た後なので、お互いリラックスした状態で話すことができ、職場のイメージがより鮮明になるでしょう。
人間関係に悩んで転職をする方は、ご自身の目(面接)で判断するために、面接機会を増やす、つまり応募求人を多めに選ぶことです。応募時にはあまり絞らず、興味をもった求人を積極的に応募しましょう。
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4.まとめ
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今回は、転職で叶えたいことのパターン別に、応募求人の選び方を紹介しました。
一人だと、「現職の満足点と不満点の整理」や「転職で叶えたいこと」をリストアップ・優先順位づけを面倒に感じる方もいらっしゃるかと思います。そのような方は、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。転職エージェントを活用すれば、ご自身の経験や希望をヒアリングしたうえで、プロが転職戦略を立てる手伝いをしてくれます。法務スペシャリストの転職でお悩みの方は、お気軽に相談されるといいと思います。
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記事提供ライター
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元弁護士 ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。
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まとめ
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1.採用担当者はここを見ている
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2.面接の場では積極的なアピールが大切
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